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円高リスクヘッジの検証

例えば、CHFTRYの場合、円高になった場合には、CHFもTRYも安くなります。同じ比率ではないので影響は受けますが、クロス円ストレート比較するとその程度はずっと小さくなります。

3月17日の原発をダシにした急激な円高(クロス円の急落)の実例を用いて、資金調達コストのペアの円高リスクヘッジ効果を検証してみました。数日前の日足高値から3月17日の下髭最安値との落差を用いた場合の価値の下落は、クロス円ストレートの場合は以下でした。
CHF94.9%<EUR92.1%<TRY91.9%<USD91.6%<AUD88.3%<ZAR86.3%
CHFは円に次ぐ避難通貨ですから、下落しにくいのはいつものことです。平常時には投資されない魅力無い通貨だからです。次にマスの大きいUSかEURDが来るのが通常ですが、TRYは昨年年12月から異常に弱くなって既に下落していたために、今回は例外的に下落しにくかったのだろうとと思います。AUD、ZARは平常時は魅力があって投資されていたために下落が大きくなるのは通常のことです。
CHF売りのペアは以下でした。
CHFTRY95.4%<CHFAUD92.2&<CHFZAR92.2%
円ストレートの場合と比較して、おおよそ半分から2/3の下落でした。
なお、円高リスクヘッジだけを考えれば、第二の避難通貨のCHFよりもEUR、GBP、CADを売る方が有利です。例えば、EURZARの今回の場合の下落は95.3%でした。これらの場合、CHFよりも金利差が小さくなるので、私は採用していません。

2008年のリーマンショック時の円高程度を同様にまとめてみました。
高金利通貨買い(TRY、ZAR、AUD)のクロス円ストレートは53-56%に下落しました。
CHF/高金利通貨(TRY、ZAR、AUD)は72-76%の価値に下落しました。

いつもこの序列と数値になるわけではありませんが、それだけ円高リスクヘッジできていたことは確認できました。クロス円ストレートに対して、資金調達コストが付くペアの円高リスクヘッジの優位性は明らかです。

これを同じレバレッジにして安心材料にするか、投資に使う(レバレッジを高くする)か、チト悩ましいところです。と言うのは、円高リスクヘッジはできても、CHF高、TRY安そのものに対してはリスクヘッジできず、同時に起こった場合には、より大きな影響となってしまうからです。
円高よりもこちらの方がより心配ですが、リーマンショック時でもそのようなことはありませんでしたので、国家破綻のような通貨危機が発生しない限り、大丈夫だろうと考えてはいます。
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ジャンル : 株式・投資・マネー

tag : 円高リスクヘッジ

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