日本の過去の政策金利推移
新興国の高金利通貨に興味があり、現在の日本には興味を持てません。しかし、以前は日本も新興国のような時代、高度経済成長の時代もあったわけです。で、新興国の高金利通貨を考えるために、日本の過去の政策金利を調べてみました。日銀のHPに 日本の過去の政策金利 が公開されています。
日本も1970年から1991年までの20年以上の間は政策金利5%以上がほとんどでした。高い時は、1973年末から1975年4月までと1980年の5ケ月間は9%もありました。豪ドルや南アフリカランド、トルコリラも顔負けの時代があったのです。(もっとも、過去には、豪ドルや英ポンド、米ドルは10%以上の時代もありました。)
低い時でも、1986年から1989年の2.5%~4.5%でした。1992年以降は急速に低下し、1995年には0.5%となり、1999年にはゼロ金利政策が導入され、その後回復することは無く、今日に至ります。
新興国高金利通貨は、高金利だから、インフレだから、リスクがあるから、ダメだというのは、日本や他の先進国の過去の歴史が否定していると思います。勿論、危険を内在していますし、全ての高金利国が成功するとも思えません。
国家レベルの相対的な経済の力関係ですから、単独の高金利は駄目だろうとは思います。だから、高金利の新興国通貨群に興味があります。
インド、中国、トルコ、ブラジル、南アフリカ、メキシコ、インドネシア、ベトナム、アルゼンチン、ロシア、何処にしようかなーーーこれが楽しみです。一種の応援でもあります。
とは言え、株はFXの通貨と比べるとごく一部の評価にしか過ぎず、変動が大き過ぎます。新興国の場合には株よりもFXの方が適していると思います。で、限定されてしまいます。
個人的には、過去の歴史から考えて、実質の経済成長性が全てのキーを握っているのではないか、為替の場合には相対的な評価だから長期的な成長性の差が重要なのだろう、と考えています。で、インド、中国、トルコに期待しています。
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日本も1970年から1991年までの20年以上の間は政策金利5%以上がほとんどでした。高い時は、1973年末から1975年4月までと1980年の5ケ月間は9%もありました。豪ドルや南アフリカランド、トルコリラも顔負けの時代があったのです。(もっとも、過去には、豪ドルや英ポンド、米ドルは10%以上の時代もありました。)
低い時でも、1986年から1989年の2.5%~4.5%でした。1992年以降は急速に低下し、1995年には0.5%となり、1999年にはゼロ金利政策が導入され、その後回復することは無く、今日に至ります。
新興国高金利通貨は、高金利だから、インフレだから、リスクがあるから、ダメだというのは、日本や他の先進国の過去の歴史が否定していると思います。勿論、危険を内在していますし、全ての高金利国が成功するとも思えません。
国家レベルの相対的な経済の力関係ですから、単独の高金利は駄目だろうとは思います。だから、高金利の新興国通貨群に興味があります。
インド、中国、トルコ、ブラジル、南アフリカ、メキシコ、インドネシア、ベトナム、アルゼンチン、ロシア、何処にしようかなーーーこれが楽しみです。一種の応援でもあります。
とは言え、株はFXの通貨と比べるとごく一部の評価にしか過ぎず、変動が大き過ぎます。新興国の場合には株よりもFXの方が適していると思います。で、限定されてしまいます。
個人的には、過去の歴史から考えて、実質の経済成長性が全てのキーを握っているのではないか、為替の場合には相対的な評価だから長期的な成長性の差が重要なのだろう、と考えています。で、インド、中国、トルコに期待しています。
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テーマ : FX(外国為替証拠金取引)
ジャンル : 株式・投資・マネー
FXの市場規模とミセスワタナベ
FXの全体観、為替におけるFX個人の位置づけを知りたくて情報を集めてみました。
外国為替市場の規模は、2004年では2兆米ドル/日、2007年では3兆米ドル/日くらいのようです。その巨大性からインサイダーなど不当な操作はしにくい、反対に、動かせる資金の小さい個人投資家にとっては不利な状況が発生しにくいメリットがあると言われています。
グローバル市場の中では、2007年の大きい順に並べると、ロンドン1.36兆米ドル(シェア34%)、ニューヨーク6600億米ドル(17%)、チューリッヒと東京2400億米ドル(それぞれ6%)、シンガポール2300億米ドル(6%)、香港1800億米ドル(4%)、次いでシドニー以下に続きます。
圧倒的にロンドンが大きく、次がニューヨークで、これでは東京時間が動かないというか、普段はあまり面白くないのも道理ですね。一方で、地球の反対側だし、東京だけ見ればせいぜい20兆円/日ですから、震災後の3月17日のような仕掛けにはファンド勢などのプロが一致するのでしょう。だから、東京時間での急変は、直ぐに戻ってしまいます。(多分、介入は不安心理の解消に役立ってるくらいと思われます。)
投機筋では、この3月17日の円高をミセスワタナベ狩り(相場の取引が薄くなり少ない注文でドルが下落する時間帯を狙い、ストップロスを狙う動き)と称しているそうです。
ミセスワタナベは、円キャリートレード華やかりし頃、欧米の報道機関に名づけられたものです。日本のサラリーマンや主婦など個人のFXの動きが相場に影響を与え、為替のプロに読めない動きをし、プロが損をしたことから注目されました。
プロも一目置くミセスワタナベですが、投機筋やファンドの為替相場観は、ゼロサムゲームだそうです。誰かが損をして、誰かが得する、毟り取りゲームです。だから円高を仕掛けて、ミセスワタナベ狩り、と呼んでいます。
この中で、ミセスワタナベはどうか? 損失を被った人もいるでしょうが、反対にチャンスの仕込みが出来た人もいるでしょう。2011年1-3月期のFX取引は店頭取引の7兆円を含めて約8兆円/日、一方で東京市場の円取引は総額25兆円/日程度ですから、個人のFXの合計は全体の3割を占めています。この存在感は大きいでしょう。震災以降も意欲は衰えていないそうです。(当たり前ですよね。)
円売りを進めるミセス・ワタナベに対し、ファンド勢などのプロの円買い、が外国為替の世界の対立構図になっているのだろうと思います。早朝に円高が進むことが多い魔の時間帯と呼んでる人たちがいて、これはミセス・ワタナベに対するファンドの円買いが原因と言われています。(ミセスワタナベの活動時間外、取引規模の少ない時期を狙うのだそうです。)
ミセスワタナベ=スワップ派、震災後の円高くらいへっちゃらで、頑張りましょう。
打倒、ファンド勢! 打倒、為替プロ!
(掛け声は勇ましくても、実際的には、生き残ること、損をしないことが最重要ですよね。)
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外国為替市場の規模は、2004年では2兆米ドル/日、2007年では3兆米ドル/日くらいのようです。その巨大性からインサイダーなど不当な操作はしにくい、反対に、動かせる資金の小さい個人投資家にとっては不利な状況が発生しにくいメリットがあると言われています。
グローバル市場の中では、2007年の大きい順に並べると、ロンドン1.36兆米ドル(シェア34%)、ニューヨーク6600億米ドル(17%)、チューリッヒと東京2400億米ドル(それぞれ6%)、シンガポール2300億米ドル(6%)、香港1800億米ドル(4%)、次いでシドニー以下に続きます。
圧倒的にロンドンが大きく、次がニューヨークで、これでは東京時間が動かないというか、普段はあまり面白くないのも道理ですね。一方で、地球の反対側だし、東京だけ見ればせいぜい20兆円/日ですから、震災後の3月17日のような仕掛けにはファンド勢などのプロが一致するのでしょう。だから、東京時間での急変は、直ぐに戻ってしまいます。(多分、介入は不安心理の解消に役立ってるくらいと思われます。)
投機筋では、この3月17日の円高をミセスワタナベ狩り(相場の取引が薄くなり少ない注文でドルが下落する時間帯を狙い、ストップロスを狙う動き)と称しているそうです。
ミセスワタナベは、円キャリートレード華やかりし頃、欧米の報道機関に名づけられたものです。日本のサラリーマンや主婦など個人のFXの動きが相場に影響を与え、為替のプロに読めない動きをし、プロが損をしたことから注目されました。
プロも一目置くミセスワタナベですが、投機筋やファンドの為替相場観は、ゼロサムゲームだそうです。誰かが損をして、誰かが得する、毟り取りゲームです。だから円高を仕掛けて、ミセスワタナベ狩り、と呼んでいます。
この中で、ミセスワタナベはどうか? 損失を被った人もいるでしょうが、反対にチャンスの仕込みが出来た人もいるでしょう。2011年1-3月期のFX取引は店頭取引の7兆円を含めて約8兆円/日、一方で東京市場の円取引は総額25兆円/日程度ですから、個人のFXの合計は全体の3割を占めています。この存在感は大きいでしょう。震災以降も意欲は衰えていないそうです。(当たり前ですよね。)
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人民元とインドルピー取扱業者
人民元とインドルピー、韓国ウォンの取り扱いを予定通り8月1日から上場するとの、東京金融取引所からのお知らせが7月4日にのりました。
(5月23日のお知らせは、検討しています、パブリックコメント募集しています、でした。以前、トルコリラとメキシコペソはお知らせしてから、中止した、前科がありますから、チト心配してました。)
一安心してたところが、参ってしまいました。
予定していたインヴァスト証券が人民元とインドルピーの取り扱いを延期するのです。6月10日のHPのお知らせにのってたのですが、そんなの気付かないですよね。意味不明の理由、訳の分らぬ説明しかなく、秋くらいからになってます。楽しみにしてたのに、HPにのっけただけで、酷いですよね。証拠金変更やバージョンアップのつまらない連絡メールよこすより、この方がよっぽど重要で、連絡メールがあってしかるべきです。
さらに、7月5日、スター為替も延期するとのお知らせがHPにのりました。こちらも意味不明の理由で、慎重に取り扱い時期を決定させて頂きます、と、時期の見当もつかない。
問い合わせたのですが、両社ともに独自システムが特徴で、その新システム化、バージョンアップと時期的に重なっていて、準備が間に合わないことが原因のようです。
独自の新システムやバージョンアップは内輪の問題であって、人民元とインドルピーの方を優先させて欲しかったです。比較するのがちゃんちゃらおかしいほど遥かに重要だと思うのですがーーーー少なくとも潜在的には。
兎も角、参りました。この2社以外はよく知らないですし、証券など他が本業の会社は避けてきたのですがーーー
ざっと見たところでは、GMOくりっく証券でしょうか。手数料は安いし。
8月1日から人民元とインドルピーを取り扱える、お勧めのくりっく365業者があれば、是非ご教授頂きたく、お願いいたします。
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(5月23日のお知らせは、検討しています、パブリックコメント募集しています、でした。以前、トルコリラとメキシコペソはお知らせしてから、中止した、前科がありますから、チト心配してました。)
一安心してたところが、参ってしまいました。
予定していたインヴァスト証券が人民元とインドルピーの取り扱いを延期するのです。6月10日のHPのお知らせにのってたのですが、そんなの気付かないですよね。意味不明の理由、訳の分らぬ説明しかなく、秋くらいからになってます。楽しみにしてたのに、HPにのっけただけで、酷いですよね。証拠金変更やバージョンアップのつまらない連絡メールよこすより、この方がよっぽど重要で、連絡メールがあってしかるべきです。
さらに、7月5日、スター為替も延期するとのお知らせがHPにのりました。こちらも意味不明の理由で、慎重に取り扱い時期を決定させて頂きます、と、時期の見当もつかない。
問い合わせたのですが、両社ともに独自システムが特徴で、その新システム化、バージョンアップと時期的に重なっていて、準備が間に合わないことが原因のようです。
独自の新システムやバージョンアップは内輪の問題であって、人民元とインドルピーの方を優先させて欲しかったです。比較するのがちゃんちゃらおかしいほど遥かに重要だと思うのですがーーーー少なくとも潜在的には。
兎も角、参りました。この2社以外はよく知らないですし、証券など他が本業の会社は避けてきたのですがーーー
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買い超過の長期トレンド(くりっく365)
FXの全体的な動向や統計を知りたいのですが、取り合えず、東京金融取引所のくりっく365には各種のデータがHPに公開されていました。毎日の買い建玉と売り建玉と清算価格から、買い超過額の長期トレンド図を作成してみました。(主要7通貨のクロス円合計額。2006年7月より2011年6月までの日次データ。縦軸は万円/日。)

リーマンショック直後の2009年3月頃はほぼイーブンですが、その後は変動しながらも、買い越し額は増加トレンドです。2011年3月16日にピークの6500億円、その後、震災後の円高で1500億円に急落しましたが、その後は暫増傾向です。最大値は2011年6月24日の7000億円です。ネットでは円売りと言うことです。
リーマンショック以前を超えていることが気になりますが、実際は、建て玉の規模が倍増しています。買いと売りの建玉合計額では、2011年にはくりっく365だけで倍増の1兆円規模、取引額ではおおよそ5000億円/日の規模になっています。
リーマンショック以前の買い比率は70~95%、平均的におよそ85%に達しているのに対して、2011年は60~80%、平均的に70%ちょっとくらいです。
純粋なトレーダーであれば買いと売りはイーブンな筈ですから、やはりスワップを意識してる方が多い、リーマンショック以前ほどではないが、円キャリートレードが復活しつつあり、リーマンショック前に近づく途上にある、と言ったところでしょうか。
2009年からの買い越し増加トレンドの中で、2011年6月末はほぼ中央に位置していて、このトレンドの中では中立的な位置にあります。長期スワップ派の観点からは、動きにくい位置と思われます。(くりっく365の動きだけだし、実際には個別に見ていく必要があります。)
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リーマンショック直後の2009年3月頃はほぼイーブンですが、その後は変動しながらも、買い越し額は増加トレンドです。2011年3月16日にピークの6500億円、その後、震災後の円高で1500億円に急落しましたが、その後は暫増傾向です。最大値は2011年6月24日の7000億円です。ネットでは円売りと言うことです。
リーマンショック以前を超えていることが気になりますが、実際は、建て玉の規模が倍増しています。買いと売りの建玉合計額では、2011年にはくりっく365だけで倍増の1兆円規模、取引額ではおおよそ5000億円/日の規模になっています。
リーマンショック以前の買い比率は70~95%、平均的におよそ85%に達しているのに対して、2011年は60~80%、平均的に70%ちょっとくらいです。
純粋なトレーダーであれば買いと売りはイーブンな筈ですから、やはりスワップを意識してる方が多い、リーマンショック以前ほどではないが、円キャリートレードが復活しつつあり、リーマンショック前に近づく途上にある、と言ったところでしょうか。
2009年からの買い越し増加トレンドの中で、2011年6月末はほぼ中央に位置していて、このトレンドの中では中立的な位置にあります。長期スワップ派の観点からは、動きにくい位置と思われます。(くりっく365の動きだけだし、実際には個別に見ていく必要があります。)
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7月のスワップペア比較
7月のスワップと年利換算ペア比較です。(7月8日。from7月11日、to7月12日)
高金利通貨のクロス円買いと、低金利通貨売り/高金利通貨調達、のスワップをSAXO系に基づいて比較してみました。
(1)クロス円買いの場合の、7月8日の円換算スワップとNYクローズド円、これから計算した年利(%)は以下でした。

(2)同じスイスフラン売りの場合の高金利通貨調達側を比較した円換算スワップと年利換算(%)、同じランド買いの場合の低金利通貨売り側を比較した円換算スワップと年利換算(%)は以下でした。

高金利通貨では、やはりトルコリラ>ランド>豪ドルの順にスワップが高いです。
売る方の低金利通貨側では、円とスイスフラン、ドルは大差無いです。
ポンドとユーロは少し下がりますね。
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高金利通貨のクロス円買いと、低金利通貨売り/高金利通貨調達、のスワップをSAXO系に基づいて比較してみました。
(1)クロス円買いの場合の、7月8日の円換算スワップとNYクローズド円、これから計算した年利(%)は以下でした。

(2)同じスイスフラン売りの場合の高金利通貨調達側を比較した円換算スワップと年利換算(%)、同じランド買いの場合の低金利通貨売り側を比較した円換算スワップと年利換算(%)は以下でした。

高金利通貨では、やはりトルコリラ>ランド>豪ドルの順にスワップが高いです。
売る方の低金利通貨側では、円とスイスフラン、ドルは大差無いです。
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人民元のスワップ
8月から始まる人民元とインドルピーのスワップがどうなるかが最大の興味です。で、情報を集めてみました。
(ただし、インドルピーはFXも外貨預金もよくわかりませんでした。)
人民元は、過去にはひまわり証券がFXを取り扱っていました。(2009年以降中止) 現時点ではSBI証券のみがFXを取り扱っています。しかし、残念ながら、買いスワップはマイナスです。7月2日の人民元/円では、売り0、買い-160です。これからすると期待できないことになります。しかし、FXではないですが、人民元の外貨預金は2010年以降、結構扱われています。
スワップはインターバンク間のその日の取引の金利差で決まるのが原則です。ですから、中国政府の直接的な意向は関係ない筈で、外貨預金の金利が参考になると思います。で、調べてみました。
人民元は、中国本土のオンショア市場と香港等のインターバンク(銀行間)市場を中心とするオフショア市場があります。中国人民元は規制通貨ですので、香港でも人民元の預金口座は、中国本土との貿易に携わる企業しか保有できませんでした。しかし、2010年7月の中国人民銀行と香港金融管理局の「人民元運用の規制緩和に関する合意」によって、香港の証券会社、保険会社をはじめ一般企業にも人民元建て預金口座を開設できるようになっています。ここ1年のごく最近の動きです。
香港のオフショア市場で取引される人民元には、中国本土で取引されるオンショア市場の人民元のように規制当局が決める基準値や許容変動幅は直接的には影響しないことになっています。
香港系銀行では、スタンダードチャタード銀行、HSBC銀行、ハンセン銀行、東亜銀行が人民元預金をやっていて、その金利は0.10~0.5%程度です。(2011年2月の普通預金ですから、かなり率は低いですが、勿論プラスです。) ユナイテッドワールド証券のような人民元預金ファンドもあります。
HSBC銀行では、2011年5月からの定期預金3ケ月もので、特別キャンペーンではありますが、金利3%としています。
取り合えずの情報はこんなところですが、問題はカバー先、くりっく365で言うマーケットメイカー、が何処なのかです。これは現時点では明確ではありません。従来の欧米系6社のままであれば期待できないかもしれません。上記の香港系であれば、銀行の金利がプラスになっていること、インターバンクのその日金利が反映され、普通預金よりFXの方が高くなりますから、期待できる可能性はあると思います。
(流動性が金利差に影響しますので、高いプラススワップはそれでも期待出来ないかもしれません。)
個人的には、プラスにさえなっていれば、あとは時間が解決してくれるのではないか、と考えています。
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(ただし、インドルピーはFXも外貨預金もよくわかりませんでした。)
人民元は、過去にはひまわり証券がFXを取り扱っていました。(2009年以降中止) 現時点ではSBI証券のみがFXを取り扱っています。しかし、残念ながら、買いスワップはマイナスです。7月2日の人民元/円では、売り0、買い-160です。これからすると期待できないことになります。しかし、FXではないですが、人民元の外貨預金は2010年以降、結構扱われています。
スワップはインターバンク間のその日の取引の金利差で決まるのが原則です。ですから、中国政府の直接的な意向は関係ない筈で、外貨預金の金利が参考になると思います。で、調べてみました。
人民元は、中国本土のオンショア市場と香港等のインターバンク(銀行間)市場を中心とするオフショア市場があります。中国人民元は規制通貨ですので、香港でも人民元の預金口座は、中国本土との貿易に携わる企業しか保有できませんでした。しかし、2010年7月の中国人民銀行と香港金融管理局の「人民元運用の規制緩和に関する合意」によって、香港の証券会社、保険会社をはじめ一般企業にも人民元建て預金口座を開設できるようになっています。ここ1年のごく最近の動きです。
香港のオフショア市場で取引される人民元には、中国本土で取引されるオンショア市場の人民元のように規制当局が決める基準値や許容変動幅は直接的には影響しないことになっています。
香港系銀行では、スタンダードチャタード銀行、HSBC銀行、ハンセン銀行、東亜銀行が人民元預金をやっていて、その金利は0.10~0.5%程度です。(2011年2月の普通預金ですから、かなり率は低いですが、勿論プラスです。) ユナイテッドワールド証券のような人民元預金ファンドもあります。
HSBC銀行では、2011年5月からの定期預金3ケ月もので、特別キャンペーンではありますが、金利3%としています。
取り合えずの情報はこんなところですが、問題はカバー先、くりっく365で言うマーケットメイカー、が何処なのかです。これは現時点では明確ではありません。従来の欧米系6社のままであれば期待できないかもしれません。上記の香港系であれば、銀行の金利がプラスになっていること、インターバンクのその日金利が反映され、普通預金よりFXの方が高くなりますから、期待できる可能性はあると思います。
(流動性が金利差に影響しますので、高いプラススワップはそれでも期待出来ないかもしれません。)
個人的には、プラスにさえなっていれば、あとは時間が解決してくれるのではないか、と考えています。
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くりっく365口座開設
今回は個人的なテンポラリーな話です。
インドルピーと人民元の取り扱いがくりっく365で8月より始まり、これをやりたいと思ってました。ところが、あてにしていたインヴァスト証券とスター為替は遅れます。秋以降のようです。
で、個人的には口座開設の必要が生じましたので、やむを得ずに、手数料とキャンペーンから選択することにして、調べてみました。
くりっく365の手数料の基本は片道210円/枚ですが、最近は下がってきています。ざっと見ただけですが、予定通り8月からスタートする業者の中では、GMOくりっく証券の52円、三田証券の105円(往復)、カブドットコム証券とトレイダーズ証券の98円、岡三証券や大和証券の100円、コスモ証券105円が目立ちます。これらの通常の手数料は基本の半額以下ですから、魅力ですね。
手数料のキャンペーンでは、0円、15円、25円、50円、半額など多種類ありますが、短期間の限定ですから、初期の大量取引予定のみで無い限り、考慮する必要はあまり無いだろうと考えました。
キャッシュバックやポイント系のキャンペーンでは、非くりっく系では10.000円級のがまだありますが、くりっく365系では、特別タイアップやポイント系を含めてもせいぜい1000円から3000円級のようです。この程度であれば、考慮する必要はあまり無いだろう、通常の手数料比較で判断すべきだろうと思います。
(多額の入金であれば、例えばサイバーエージェントの200万で2万円とかはあります。スター為替では300万で1万円。ただし、両社ともに8月からのインドルピー、人民元には対応してません。)
結局、くりっく365系の各社のキャンペーンには、あまり魅力を感じませんでした。(キャンペーンの内容は直ぐに変わります。)
一方で、証券会社の口座開設は、例えば、大和証券や楽天証券など、ドル箱などのポイント系を含めると10000円以上級がまだあります。大和証券のドル箱12600ポイント、楽天証券は合計で24100だそうだが、FX系だと現実的には10000くらいか。(マネックス証券は合計23200だが、くりっく365は無い。)
適用条件を見ると、その後にくりっく365口座を開けばよいように読み取れます。
で、くりっく365手数料と勘案して、証券会社口座を開設してみることにしました。その後のくりっく365でもうまくいくのかどうかはわかりませんが、ダメ元でやってみるつもりです。
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インドルピーと人民元の取り扱いがくりっく365で8月より始まり、これをやりたいと思ってました。ところが、あてにしていたインヴァスト証券とスター為替は遅れます。秋以降のようです。
で、個人的には口座開設の必要が生じましたので、やむを得ずに、手数料とキャンペーンから選択することにして、調べてみました。
くりっく365の手数料の基本は片道210円/枚ですが、最近は下がってきています。ざっと見ただけですが、予定通り8月からスタートする業者の中では、GMOくりっく証券の52円、三田証券の105円(往復)、カブドットコム証券とトレイダーズ証券の98円、岡三証券や大和証券の100円、コスモ証券105円が目立ちます。これらの通常の手数料は基本の半額以下ですから、魅力ですね。
手数料のキャンペーンでは、0円、15円、25円、50円、半額など多種類ありますが、短期間の限定ですから、初期の大量取引予定のみで無い限り、考慮する必要はあまり無いだろうと考えました。
キャッシュバックやポイント系のキャンペーンでは、非くりっく系では10.000円級のがまだありますが、くりっく365系では、特別タイアップやポイント系を含めてもせいぜい1000円から3000円級のようです。この程度であれば、考慮する必要はあまり無いだろう、通常の手数料比較で判断すべきだろうと思います。
(多額の入金であれば、例えばサイバーエージェントの200万で2万円とかはあります。スター為替では300万で1万円。ただし、両社ともに8月からのインドルピー、人民元には対応してません。)
結局、くりっく365系の各社のキャンペーンには、あまり魅力を感じませんでした。(キャンペーンの内容は直ぐに変わります。)
一方で、証券会社の口座開設は、例えば、大和証券や楽天証券など、ドル箱などのポイント系を含めると10000円以上級がまだあります。大和証券のドル箱12600ポイント、楽天証券は合計で24100だそうだが、FX系だと現実的には10000くらいか。(マネックス証券は合計23200だが、くりっく365は無い。)
適用条件を見ると、その後にくりっく365口座を開けばよいように読み取れます。
で、くりっく365手数料と勘案して、証券会社口座を開設してみることにしました。その後のくりっく365でもうまくいくのかどうかはわかりませんが、ダメ元でやってみるつもりです。
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トルコリラ、ランド扱い13社スワップ比較
トルコリラ取扱業者13社のトルコリラ、ランド、豪ドルのスワップを比較してみました。先月に続いて、月1回ペースで調べています。
(GFT系は一週間に1回など、業者によって開示の程度やスピードが違います。明らかな間違いは修正してあります。)

トルコリラのスワップはダントツでSAXO系が高いです、と従来は思っていました。が、今回、FXCMジャパン証券が、ほぼ匹敵するスワップとなっていました。
次がFXトレードフィナンシャルで、まだ負けてはいますが、ここも前回よりは健闘しています。
次がフィリップ証券、次がGFT系ですが、これら以下はトルコリラの高金利が泣きます。
(一方で、ここには売りスワップを記していませんが、これらの業者もTRY系の異業社両建てには使えるかもしれませんね。)
これらの業者の中では、豪ドルはIGマーケッツ証券、SBI証券、SAXO系、の順に高いです。
ランドはSBI証券、SAXO系、FXCMジャパン証券の順に高いですね。
やっぱりスワップはSAXO系が優秀です。
ただ、FXCMジャパン証券には注目です。このスワップでありながら、手数料なしで1000通貨から取引できる点では、SAXO系を凌駕しています。
FXCMジャパン証券は、ODLJAPANとFXCMジャパンが合併して、7月10日に発足しています。つい10日ほど前ですね。
NDD方式だし、TS2やMT4、ミラートレーダー、モバイル対応、となかなかのものです。
スワップの様子を見ながら、次回、書く予定にしています。
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(GFT系は一週間に1回など、業者によって開示の程度やスピードが違います。明らかな間違いは修正してあります。)

トルコリラのスワップはダントツでSAXO系が高いです、と従来は思っていました。が、今回、FXCMジャパン証券が、ほぼ匹敵するスワップとなっていました。
次がFXトレードフィナンシャルで、まだ負けてはいますが、ここも前回よりは健闘しています。
次がフィリップ証券、次がGFT系ですが、これら以下はトルコリラの高金利が泣きます。
(一方で、ここには売りスワップを記していませんが、これらの業者もTRY系の異業社両建てには使えるかもしれませんね。)
これらの業者の中では、豪ドルはIGマーケッツ証券、SBI証券、SAXO系、の順に高いです。
ランドはSBI証券、SAXO系、FXCMジャパン証券の順に高いですね。
やっぱりスワップはSAXO系が優秀です。
ただ、FXCMジャパン証券には注目です。このスワップでありながら、手数料なしで1000通貨から取引できる点では、SAXO系を凌駕しています。
FXCMジャパン証券は、ODLJAPANとFXCMジャパンが合併して、7月10日に発足しています。つい10日ほど前ですね。
NDD方式だし、TS2やMT4、ミラートレーダー、モバイル対応、となかなかのものです。
スワップの様子を見ながら、次回、書く予定にしています。
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トルコリラ扱い業者の新星
トルコリラ系のスワップの高さではSAXO系が長らくNo.1でしたが、やっと匹敵する業者が登場しました。
FXCMジャパン証券は、ODLJAPANとFXCMジャパンが合併して、7月10日に発足しています。資本金11.35憶円、自己資本規制比率221.9%。
6月27日よりTRY/JPYとUSD/TRYが、7月10日よりEUR/TRYがスタートしています。
最近の7月18日~22日のFXCMジャパン証券とSAXO系のスワップを比較してみました。

7月18日まではSAXO系のスワップが何れも高いですが、19日以降はSAXO系のトルコリラ系スワップが低くなってるのに対して、FXCMジャパン証券はそれほど低くならず、逆転しています。(最近、トルコリラは史上最安値を更新中で、スワップが不安定になってるようです。)
ランド系はSAXO系の方が高いままです。
(FXCMジャパン証券のスワップは、通常ある筈の21日木曜日3日分が1日分になっていて、換わりに22日が付いています。チト付き方が変わっているようです。)
このスワップの高さで、1000通貨から手数料なしの部分はSAXO系や他の業者を凌駕しています。(従来、トルコリラ扱いの1000通貨から手数料なしは、ヒロセ通商のLIONーFXとFX-2ミニの2つだけでしたが、スワップは低かった。)
FXCMジャパン証券の最大の特徴は、NDD方式(No Dealing Desk)だそうです。引用すると、
お客様からの注文は、すべてカバー先のインターバンクに直結しています。
社内で一切ディーリングを行わず、透明性の高いクリアな取引環境です。
世界の 15 以上の金融機関から提示されるレートのうち、最も良いレート (BBO) を束ね、お客様に提供します。
NDD方式ではスプレッドから収益を得ています。
一般の相対モデルと違いお客様との利益相反が発生せず、お客様に利益をもたらし取引がアクティブになることが最優先となります。
指値制限やスキャルピング制限、リクオートも無しで、スリッページもネガティブとは限らず、ポジティブになることもあるフェアーな仕組みだそうです
他の業者はほとんどがDD方式だそうで、この場合、スりッページやスプレッドなど、顧客とFX業者の利害が相反する場合が発生します。
収益源がスプレッドだとオープンにしているのは良いですね。私が知る限りでは他にはGFT系だけです。顧客と新しい関係を築いていく方式/業者なのかも知れません。 スプレッドは、米ドル円2pips、ユーロ3.6pips、豪ドル円4pips、ランド円4.4pips、トルコリラ円15pips程度のようです。
特に、ポジティブスリッページは凄いですね。スリッページ(当然マイナス)は悔しいというか腹立たしい思いをしたことが何度もありますので、一度ポジティブを体感してみたいです。
TS2やMT4、EA、シストレ(ミラートレーダー)、モバイル対応、とシステムなど、その他もなかなかのものです。FXCMジャパン証券には注目だと思います。
(追記:ここまでは立派なものですが、証拠金が問題です。TRYJPY1000通貨で現時点で8000円、8月1日からは16000円ですから、30%以上です。間違えてるのではと思われるほど馬鹿高い。しばらく様子見たいと思います。amiさん、コメント有難うございました。)
(追記2:7月29日18:00のお知らせでは、トルコリラ系とランド系の証拠金が8月1日より引き下げられます。TRYJPYは3000円となります。これだと6%強ですから、SAXO系の4%よりは不利ですが、候補には残せそうです。
jet様、コメント有難うございました。)
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6月27日よりTRY/JPYとUSD/TRYが、7月10日よりEUR/TRYがスタートしています。
最近の7月18日~22日のFXCMジャパン証券とSAXO系のスワップを比較してみました。

7月18日まではSAXO系のスワップが何れも高いですが、19日以降はSAXO系のトルコリラ系スワップが低くなってるのに対して、FXCMジャパン証券はそれほど低くならず、逆転しています。(最近、トルコリラは史上最安値を更新中で、スワップが不安定になってるようです。)
ランド系はSAXO系の方が高いままです。
(FXCMジャパン証券のスワップは、通常ある筈の21日木曜日3日分が1日分になっていて、換わりに22日が付いています。チト付き方が変わっているようです。)
このスワップの高さで、1000通貨から手数料なしの部分はSAXO系や他の業者を凌駕しています。(従来、トルコリラ扱いの1000通貨から手数料なしは、ヒロセ通商のLIONーFXとFX-2ミニの2つだけでしたが、スワップは低かった。)
FXCMジャパン証券の最大の特徴は、NDD方式(No Dealing Desk)だそうです。引用すると、
お客様からの注文は、すべてカバー先のインターバンクに直結しています。
社内で一切ディーリングを行わず、透明性の高いクリアな取引環境です。
世界の 15 以上の金融機関から提示されるレートのうち、最も良いレート (BBO) を束ね、お客様に提供します。
NDD方式ではスプレッドから収益を得ています。
一般の相対モデルと違いお客様との利益相反が発生せず、お客様に利益をもたらし取引がアクティブになることが最優先となります。
指値制限やスキャルピング制限、リクオートも無しで、スリッページもネガティブとは限らず、ポジティブになることもあるフェアーな仕組みだそうです
他の業者はほとんどがDD方式だそうで、この場合、スりッページやスプレッドなど、顧客とFX業者の利害が相反する場合が発生します。
収益源がスプレッドだとオープンにしているのは良いですね。私が知る限りでは他にはGFT系だけです。顧客と新しい関係を築いていく方式/業者なのかも知れません。 スプレッドは、米ドル円2pips、ユーロ3.6pips、豪ドル円4pips、ランド円4.4pips、トルコリラ円15pips程度のようです。
特に、ポジティブスリッページは凄いですね。スリッページ(当然マイナス)は悔しいというか腹立たしい思いをしたことが何度もありますので、一度ポジティブを体感してみたいです。
TS2やMT4、EA、シストレ(ミラートレーダー)、モバイル対応、とシステムなど、その他もなかなかのものです。FXCMジャパン証券には注目だと思います。
(追記:ここまでは立派なものですが、証拠金が問題です。TRYJPY1000通貨で現時点で8000円、8月1日からは16000円ですから、30%以上です。間違えてるのではと思われるほど馬鹿高い。しばらく様子見たいと思います。amiさん、コメント有難うございました。)
(追記2:7月29日18:00のお知らせでは、トルコリラ系とランド系の証拠金が8月1日より引き下げられます。TRYJPYは3000円となります。これだと6%強ですから、SAXO系の4%よりは不利ですが、候補には残せそうです。
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買い超過トレンド(店頭FX)
日本のFXの取引動向の情報を集めてみました。金融先物取引業協会に2008年11月からの店頭FX月次データがありました。店頭FX56社ですから、日本のFXのほとんどがカバーされているようです。(くりっく365は別途。)
月次データから換算すると、取引総額は、おおよそ6兆~9兆円/日で、多い時は2010年5月の15兆円/日もあります。2008年11月から規模はあまり変わっていません。東京為替市場が25兆円/日と言われていますから、おおよそ1/3に達している巨大な存在です。
買建玉から売建玉を差し引いた買越超過額の2008年11月から2011年6月までののトレンド図を作成してみました。(縦軸は百万円)

2009年5月までの買い越しは少ないですが、その後は買い越しが増加し、2兆円規模になっています。2011年3月の震災後のミセスワタナベ狩りで急減していますが、その後、回復しつつあります。
前回のくりっく365の統計データと全く同じ動向であり、円キャリートレードが復活途上にあります。というより、震災後のミセスワタナベ狩りの円高を乗り越えて、スワップ派ミセスワタナベが復権しつつあります。
2011年5-6月はスワップ派には動きにくい段階であったと思われます。もっと下がれば買いですし、もっと上がれば一旦の売りがミセスワタナベ=スワップ派の総意と思われます。
これは大きなトレンドだと思いますが、ファンドなど投機筋とどちらが主導権を握るのか興味深い所だと思います。
個人的には、仕掛けるのは投機筋であって、短期的には投機筋でしょうが、ミセスワタナベは中期トレンドを作るのではないか、と考えています。
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月次データから換算すると、取引総額は、おおよそ6兆~9兆円/日で、多い時は2010年5月の15兆円/日もあります。2008年11月から規模はあまり変わっていません。東京為替市場が25兆円/日と言われていますから、おおよそ1/3に達している巨大な存在です。
買建玉から売建玉を差し引いた買越超過額の2008年11月から2011年6月までののトレンド図を作成してみました。(縦軸は百万円)

2009年5月までの買い越しは少ないですが、その後は買い越しが増加し、2兆円規模になっています。2011年3月の震災後のミセスワタナベ狩りで急減していますが、その後、回復しつつあります。
前回のくりっく365の統計データと全く同じ動向であり、円キャリートレードが復活途上にあります。というより、震災後のミセスワタナベ狩りの円高を乗り越えて、スワップ派ミセスワタナベが復権しつつあります。
2011年5-6月はスワップ派には動きにくい段階であったと思われます。もっと下がれば買いですし、もっと上がれば一旦の売りがミセスワタナベ=スワップ派の総意と思われます。
これは大きなトレンドだと思いますが、ファンドなど投機筋とどちらが主導権を握るのか興味深い所だと思います。
個人的には、仕掛けるのは投機筋であって、短期的には投機筋でしょうが、ミセスワタナベは中期トレンドを作るのではないか、と考えています。
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インドルピー利上げ
インドルピーの最近の金利関係情報を集めてみました。
インド準備銀行は、7月26日、予想の0.25%を上回る0.50%引き上げ、政策金利であるレポ金利を8.0%、リバースレポ金利を7.0%としました。6月に続いての利上げですが、0.25%から0.50%に利上げ幅が拡大しています。2010年3月以降11回目で、合計では3.25%引き上げられています。
原油などの高止まりと旺盛な内需により物価上昇圧力が高まっており、インフレ率が高水準であることから、金融引き締めに至ったと考えられます。
卸売物価、消費者物価ともに上昇しており、実質金利はマイナス状態となっています。これが気になる点です。
一方で、インドの高経済成長率期待と金利差により、海外資金の流入は増大しています。
金融引き締めにより、内需の経済は減速してはいますが、対外開放戦略の結果、輸出は拡大しており、トータルとして経済の拡大基調は続いています。
5-6月のインフレ率は9%台になっています。11年のインフレ目標を7%程度としていますので、短期的には金融引き締めをせざるを得ない状況にあります。これは政策金利を上げざるを得ないということです。
インフレよりも経済成長が勝って、中長期的な経済成長が継続できれば、非常に魅力的な国になると思われます。
8月1日からくりっく365にてスタートするインドルピーと人民元のスワップがどうなるのか、が最大の興味です。
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インド準備銀行は、7月26日、予想の0.25%を上回る0.50%引き上げ、政策金利であるレポ金利を8.0%、リバースレポ金利を7.0%としました。6月に続いての利上げですが、0.25%から0.50%に利上げ幅が拡大しています。2010年3月以降11回目で、合計では3.25%引き上げられています。
原油などの高止まりと旺盛な内需により物価上昇圧力が高まっており、インフレ率が高水準であることから、金融引き締めに至ったと考えられます。
卸売物価、消費者物価ともに上昇しており、実質金利はマイナス状態となっています。これが気になる点です。
一方で、インドの高経済成長率期待と金利差により、海外資金の流入は増大しています。
金融引き締めにより、内需の経済は減速してはいますが、対外開放戦略の結果、輸出は拡大しており、トータルとして経済の拡大基調は続いています。
5-6月のインフレ率は9%台になっています。11年のインフレ目標を7%程度としていますので、短期的には金融引き締めをせざるを得ない状況にあります。これは政策金利を上げざるを得ないということです。
インフレよりも経済成長が勝って、中長期的な経済成長が継続できれば、非常に魅力的な国になると思われます。
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